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ウォシュレット買換えにあたり最新の温水洗浄便座の状況を調べました



突然、我が家のウォシュレットの便座が冷たくなってしまいました。
便座のランプは正常に点灯しているので、ヒーターが切れてしまったのでしょうか。
他の機能は問題ないのですが、この冬場に冷たい便座はつらい・・・
まだ7年しか使っていないのですが、やむなく買い換えることにしました。

 

最新の温水洗浄便座の機能

 

ご存じのように「ウォシュレット」というのはTOTOの商品名で、一般名称は「温水洗浄便座」といいますが、あまり日常会話で「温水洗浄便座」と言っている人はいないと思います。「ステープラー」のことを「ホッチキス」と言い習わしているのと同じですね。
ですがここでは各社の製品を取り上げるので、記事内では一般名称の「温水洗浄便座」を使います。

 

現在一般に売られている温水洗浄便座には以下のものがあります。

 

  • TOTO「ウォシュレット」
  • LIXIL(ブランド名INAX)「シャワートイレ」
  • Panasonic「ビューティトワレ」
  • 東芝「クリーンウォッシュ」

 

各社とも機能的にはほぼ同じ。温水洗浄という基本機能に加え、上位機種には主に以下のような機能が追加あるいは変更されます。

 

  1. シャワーのバリエーション(ムーブ/マッサージ/リズム等)
  2. 自動脱臭/パワー脱臭機能
  3. 節電機能
  4. 温風乾燥機能
  5. 自動ふた開閉機能
  6. 瞬間式温水
  7. ワイアレスリモコン
  8. 便器を汚れにくくする機能

 

8.の「便器を汚れにくくする機能」というのは、以下のように各社まちまちの名称が付いていて一般的な機能名がないので、筆者がこの記事を書くにあたり勝手に付けた名称です。

 

各社の「便器を汚れにくくする機能」

TOTO = プレミスト
INAX = 鉢内スプレー
Panasonic = 泡コート
東芝 = プレケアミスト

 

比較的新しい機能だと思いますが、Panasonic以外は使用前に便器内に水をスプレーする機能です。Panasonicだけは水ではなく洗剤を使うことで泡でコートするという独自性を打ち出しています。

 

TOTO「ウォシュレット」

 

TOTOトイレの専門メーカーらしく基本機能がしっかりしているのが特徴です。
一般消費者向けの現行製品は、KF / KM / Kの3シリーズあります。

 

Kは水タンクを持つ貯湯式の下位機種、KM / KFは瞬間式・リモコン付で、「プレミスト」はKMとKFに付いています。
あと公式サイトに記載されていないのですが、瞬間式・リモコン付だけど「プレミスト」のないKSというタイプも売られているようです。

 

なお公式サイトでもモデル別の細かい情報は記載されていません。
TOTOの製品は発売された年毎に機能及び販売ルートの違いで複数のモデルがあるのですが、モデル名の付け方が複雑で訳が分かりません。これを整然と整理されている素晴らしいサイトがありましたので大変参考になりました。サイト運営者のSAKAさん、ありがとうございました!
ウォシュレット(量販店向け)品番,機能の違いを徹底解明!

 

LIXIL(INAX)「シャワートイレ」

 

INAXは温水洗浄便座を日本で最初に製造したメーカーでしたが、今はLIXILのブランドのひとつとなっています。
TOTOと同じくトイレの専門メーカーなので基本機能がしっかりしています。
現行製品はRW / RV / RT / RGの4シリーズあります。

 

下位機種のRGは貯湯式、RTは瞬間式、RV / RWは瞬間式・リモコン付で、「鉢内スプレー」はRWにのみ付いています。

 

Panasonic「ビューティトワレ」

 

Panasonicの温水洗浄便座はステンレスノズルが特徴でしたが、最近東芝もステンレスノズルを採用したようです。
現行製品はAWM / WM / RN / ENXの4シリーズあります。

 

ENXは貯湯式、RN / WM / AWMは瞬間式・リモコン付で、WM / AWMは便座も瞬間式で待機電力ゼロを実現しています。「泡コート」はAWMにのみ付いています。

 

東芝「クリーンウォッシュ」

 

東芝の現行製品は全部で5機種とシンプルなラインナップです。

 

SCS-TCK1000は貯湯式、SCS-TRK-2000は貯湯式・リモコン付、SCS-S301 / SCS-SW301は瞬間式、SCS-SW311は瞬間式・リモコン付となっていて、「プレケアミスト」はSCS-SW301 / SCS-SW311に付いています。

 

今使っている温水洗浄便座(ウォシュレット)の買い換え候補

 

筆者が今使っている温水洗浄便座は、TOTO「ウォシュレット」のTCF702という2012年発売のKMシリーズという中位モデルです。
前記の主な機能で言うと、

 

  • 温風乾燥機能
  • 自動ふた開閉機能
  • 便器を汚れにくくする機能

 

以外の機能は満たしています。
必要十分な機能が備わっていたので、今使っているモデルに不満はないのですが、せっかく買い換えるなら、新しい機能の「便器を汚れにくくする機能」が気になります。
そこで、今使っているモデルの機能を維持しつつ、「便器を汚れにくくする機能」が付いた各社の現行モデルを洗い出してみました。

 

買い換え候補

① TOTO : KFタイプあるいはKMシリーズ
② INAX : RWシリーズ
③ Panasonic : AWMシリーズ
④ 東芝 : SCS-SW311

 

結局またTOTOの「ウォシュレット」を選択

 

泡コート機能が気に入ればPanasonic一択なのですが、泡コートは「ブツ」の状態を確認しずらいという欠点があるため、我が家では却下になりました。

 

価格.comで調べた最安値は、INAXとPanasonicが5万円以上、TOTOと東芝が3万円以下とかなり差がありました。

 

ということで、最終的には今使っているのと同じTOTOのKMシリーズに決めました。機能的にはKMシリーズの最下位モデルで十分です。

 

ただ、上にも書いた通り、TOTOの製品はモデル展開が複雑なので、実際に注文する段になるとどれを注文すればいいのか悩みます。SAKAさんの情報によると、現行のKMシリーズの最下位モデルには販売ルート違いで次の3種類あります。

 

  • TCF8CM56 「洗浄位置調節」機能搭載
  • TCF8FM45 「マッサージ洗浄」機能搭載
  • TCF8GM23 「やわらか洗浄」機能搭載

 

この3つの機能はあまり必要性を感じないし、他には機能の差はないので、結局アマゾンで一番安かったTCF8GM23を注文しました。

 

便座が冷たくてつらいので、到着次第取り付けるつもりですが、同じメーカーでの交換なので、取り付け作業にも安心感があります。