昨日、IFTTTとGoogleからほぼ同時にメールが来ました。
まずIFTTTからは、「Important update about Gmail on IFTTT」というタイトルの英文メールで、要約すると以下のような内容でした。
- 3月31日にGoogleはIFTTTのGmail serviceに影響を与えるAPI ecosystemの変更を実施する
- 残念ながらこの変更は、全てのGmailトリガーと"Create a draft "アクションがIFTTTから取り除かれることを意味する
- Gmailアクションの"Send an email"と"Send yourself an email"は変わらず残る
- サインインしてあなたのどのGmailアプレットが影響するか確認するように
- 我々はGoogleと長い間良い関係にあり、プライバシーとセキュリティを向上させようとする彼らの姿勢は支持するが、この変更はこれらのアプレットを使っているコミュニティを失望させるだろうと考えている
- 我々は今後Googleと協力して、全ての人の利益になるとともにデータを統制できる方法で新しい持続可能なIFTTTのサービスを提供していきたい
また、Googleからは、「ご利用の Google アカウントへのデータアクセスの制限について」というタイトルの日本語メールで、要約すると以下のような内容でした。
- 以下のサードパーティ製アプリについては、Gmail コンテンツなど、Google アカウントの一部のデータにアクセスできなくなる(IFTTTの名がリストされている)
- お客さまに手続きを行っていただく必要は特にない
- この変更は、2019 年 3 月 31 日から有効になる
- このたびの変更は、お客様のデータとプライバシーを保護するための継続的な取り組みの一環として行われるもの
- 上記のアプリは、2018 年 10 月 8 日に発表された Google の最新のデータ プライバシー要件に準拠していない
- お客様のアカウントへのアクセスが許可されたアプリの確認、管理、削除については、Google アカウントからいつでも行うことができる
「2018 年 10 月 8 日に発表された Google の最新のデータ プライバシー要件」というのは、IFTTTのメールにリンクが付いていたこちらのことだと思われます。
Google Developers Blog: Elevating user trust in our API ecosystem
セキュリティ向上のためアプリに与えるアクセス権限をより厳しく限定する、といった内容のようで、対象となるアプリのレビューを行っていたようですが、IFTTTとGoogleの間で合意が得られなかったということでしょうか。
IFTTTのサイトで新しいGmailアプレットを作成しようとしてみると、既にGmailトリガーなどは[Inactive]となっていました。
筆者はポメラDM200からGmail経由でEvernoteのノートブックにメモを振り分けて登録するためにIFTTTを使わせてもらっていたので、セキュリティ向上の為とはいえこれが使えなくなるのは残念です。
そういえばポメラSyncの仕組みもGmailを使っていましたが、そっちには影響ないのでしょうかね。
筆者は最近、ポメラのデータはQRコードで読み出す運用に切り替えつつあるので、今回のことはあまり影響ないのですが、ポメラの利用方法に制限ができるのは残念です。