自宅のパソコンに残っているデジタル写真のデータを見ると、筆者がデジタルカメラを使い始めたのは1997年の2月のようです。
フィルムカメラ時代からオリンパスが好きで、TRIP35から始まり、OM-1、OM-2N、L-3、μなどを使ってきましたが、最初のデジカメもオリンパスのC-820Lという81万画素を搭載したコンデジでした。
その後20年以上にわたって何台かデジカメやビデオカメラを買い足し、夫婦それぞれの携帯、スマホ、タブレットなどを合わせると、写真や動画を撮る機器は両手両足でも足りません。
それらで撮ったデジタル写真データは、ある時期までは一応パソコンのハードディスクに年月日フォルダーを作って保管していましたが、携帯・スマホの写真については、機種変更時にバックアップとしてデータをコピーしておくくらいで、全く管理していませんでした。
またパソコンの能力の問題もあり、ビデオカメラの動画データについては全く管理状態に置いていませんでした。
最近は旅行に行っても、GoProか夫婦それぞれのスマホカメラで撮ることが多くなり、今までのデジカメデータ中心の管理方法を変える必要に迫られています。
管理目標は夫婦で撮った写真・動画を、共通資産として簡単に参照・利用できるようにすることと、安全にバックアップすることです。
一番の問題は妻のスマホ写真をどう扱うかですね。一応妻のスマホ写真もGoogleフォトにバックアップされているのですが、Googleアカウントが別なので、共有資産にはしにくい。
かといってパソコンに詳しくない妻に対し、自分のスマホ写真をNASの共有ストレージに入れさせるのは無理でしょう。
またシニアとしては、自分がいなくなったときのことを考え、妻だけで扱える環境にしておくことも大事です。
そんなことを悩んで色々調べているときに見付けたのが、バッファローの「おもいでばこ」というフォトストレージです。
この機械を使うと、スマホを始めいくつものデジタル機器に散在してしまった家族の写真や動画を簡単な操作でひとつにまとめることができ、しかも自動でバックアップを取ることもできるようです。
HDMIでテレビに繋げてリモコンで操作するのが基本ですが、パソコン、スマホ、タブレット用のアプリもあるので、LANやWiFiに繋げてリモートで操作することもできます。
外出先から繋げられないのが残念ですが、LinkStationの技術のあるバッファローさんの製品なので、いずれ対応するかも知れません。
ただこの製品はデジタル機器に詳しくない人でも扱えるシンプルさがひとつの売りでもあり、そのコンセプトには共感するので、現状では結構複雑な設定が必要なWebAccess機能の実装はまだ早いかも知れません。
ちなみに筆者はかつてLinkStationのWebAccess設定には結構悩まされ、繋がっても不安定だったので結局使わなくなりました。
現行製品は2017年3月発売のPD-1000S/PD-1000S-Lという容量1TB/2TBのモデルですが、これまで1~2年おきに新製品を出しているシリーズなので、もうそろそろ新製品の発表があるかも知れません。
我が家も最近4K対応テレビに替えたこともあり、4K出力対応で容量4TBくらいのモデルが出たら即買いしそうです。